9月(がつ)8日(か)、座(すわ)りこみ報告(ほうこく)
午後からさいわい晴れ、予定通り無事座りこみをおこなうことができました。座りこみというかたちでおこなったためか、ながめながらあるく人や、じっくりと読んでくださるかたもみうけられ、ビラはけもよく、やったかいがあったというものです。今回は、日本社会における朝鮮学校への加害と差別の歴史や、近年の対朝鮮民主主義人民共和国経済制裁の動向や、朝鮮総連や在日朝鮮人に対する弾圧の3点についての年表を広げたり、前回も使った各種プラカードを足下にたてたりしました。足かけ10時間以上にわたる行動へ参加された皆様おつかれさまでした
大阪で自動車保管場所法違反、つまり駐車可能な路上であっても長時間になった場合は違反となるというそれだけでもって、それも2ヶ月で5回というショボさをもって逮捕とガサ入れを行ったことは記憶に新しいとおもいますが(注意や罰金で済むような話を!)、総連関係者でなければ起訴されないような微「罪」を「摘発」してはさも重大な凶悪犯罪を起したかのような報道を集中豪雨的にやられたこと/やられていることを考えると警察・検察と商業メディアに対し腹が立ってしょうがありません。こうしてまた「朝鮮」像のマイナスイメージは増幅されていくのでしょう。より禍々しい隣の悪魔として。また東アジアの緊張緩和を唱える者たちの口を封じ、孤立させる便利な道具として。
こんな風潮ですが、それでもわたしたちは、これからも積極的に日本の帝国主義にまっこうからさからう存在であり続ける道を選びたいとおもいます。
なお9月8日は純心同盟という行動保守の一派によるデモが京都でありました。おおきな声でかれらをどなりつけるのが私たちの運動目標ではありませんが、マルイ前にて座りこみをしていたのでそのままいようとおもっていたのですが、最終的におおくの警察官がきて、むかいの高島屋前への移動をなかば強制されました。
右翼による妨害は二回ありました。一度目はブルーリボンをつけて日の丸のネクタイピンをしたひとが朝鮮民主主義人民共和国における人権の問題をもって私たちに文句を言ってきました。
二回目は、純心同盟街宣(というか罵倒)からやってきた人間が、私たちの出していたプラカなどをみて、道路使用許可をとっているのかなどとイチャモンをつけられました。現代撫子倶楽部のナカヤリョウコと名乗る者から、私たちの仲間に対して、男か女かどちらなのか、オカマかオナベか、性別がわからなくてキショイ、どうせおまえらチョンやろ、などと暴言を吐かれたり、ナカヤリョウコと一緒にイチャモンをつけにきたものに動画を撮られるなどしました。消せと言いましたが、無視されました。また、勝手に撮影するなと抗議する仲間がカメラのレンズ前に手をかざそうとしたところ、どこにもさわっていないのに、カメラをもっていたやつが「暴力! 暴力をふるわれましたよ!」とさけびだし、仲間はナカヤに左手首をつよくつかまれ、よりいっそう罵声をあびせられました。
またそのさい、私たちは道の奥まったところ、通行路からはひっこんだ一角にいたのにもかかわらず(紙はたてかけてあるていどですし)、警察が道路使用許可をとっているのか、通行のジャマになっているからやめろとうるさくいってきました。
今回の報告は以上です。お読みいただきどうもありがとうございました。