批判(ひはん)すること・されること -ルビつきの1-
目次
(1) 過去の運動批判
(2) 野間氏批判への反駁法
(3) それでも批判は存在する
(4) 事の本質は縄張り争いではない
(5) 俺らのなかでは差別ではないという結論しか述べない論法と「サヨクもやってる」論法に反対する
この章では野間氏の議論の展開方法のあり方を検証する。私たちの理解では野間氏の論法の最大の問題点は、因果関係を示さない批判・反論を大量に投下する印象批判・印象操作、意図を曲解・あるいは文脈から切り離した文言だけを俎上に載せ批判を矮小化すること/またそれを連続して行い当初呈された疑義を無効化すること、そして彼へ呈された疑義を「個人的な不満」として処理することにある。
今回の批判はいわば序論であるから、当然予想される論駁に対しては、後にもっと細かく分類を施した上で個々に詳細に批判して行くことを予め述べておく。
以下具体的な命題に即して彼の言行を批判する。