読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

あのね、あなたはね、のりこえられるほうなの・・・

あのね、あなたはね、のりこえられるほうなの・・・

 

はじめに~「のりこえねっと」なるものができたそうです

 昨年(さくねん)2013年(2013ねん)12月(12がつ)13日(13にち)に「ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)レイシズム(れいしずむ)乗り越える(のりこえる)国際(こくさい)ネットワーク(ねっとわーく)(のりこえねっと)」なるものの設立(せつりつ)宣言(せんげん)がなされました。

 設立(せつりつ)宣言(せんげん)は「いま、在日(ざいにち)韓国(かんこく)朝鮮人(ちょうせんじん)標的(ひょうてき)とするヘイトスピーチ(へいとすぴーち)が、各地(かくち)凄まじい(すさまじい)勢い(いきおい)拡大(かくだい)している」ことに危機(きき)をおぼえる(もの)たちが「民族(みんぞく)国境(こっきょう)(かべ)超えて(こえて)人権(じんけん)普遍的(ふへんてき)価値(かち)擁護(ようご)し、防衛(ぼうえい)する行動(こうどう)」、「戦後(せんご)体制(たいせい)によって市民的(しみんてき)権利(けんり)剥奪(はくだつ)されてきた人々(ひとびと)の「市民(しみん)として生きる(いきる)権利(けんり)」を希求(ききゅう)する行動(こうどう)」としてヘイトスピーチ(へいとすぴーち)の「暴力(ぼうりょく)対峙(たいじ)し、決然(けつぜん)対決(たいけつ)する」決意(けつい)を「人間(にんげん)(なみだ)歴史(れきし)()帰そう(かえそう)とする挑戦(ちょうせん)に、私たち(わたしたち)は、決して(けっして)(くつ)しない」という勇ましい(いさましい)言葉(ことば)締めくくられて(しめくくられて)います。

http://norikoenet.org/declaration.html

 

1.「のりこえる」って(だれ)が?

 のりこえねっとのHPをみれば英語(えいご)でWe shall overcome!と目立つ(めだつ)ようにあります。ああ、ここから「のりこえる」としたのかと思いました(おもいました)。このフレ(ふれ)()()アメリカ(あめりか)での公民権(こうみんけん)運動(うんどう)において象徴(しょうちょう)ともいわれるワシントン(わしんとん)大行進(だいこうしん)でも歌われた(うたわれた)同名(どうめい)タイトル(たいとる)抵抗歌(ていこうか)として有名(ゆうめい)なようです。(わたし)公民権(こうみんけん)運動(うんどう)造詣(ぞうけい)がそれほど深い(ふかい)わけではないのでこの(うた)についての言及(げんきゅう)避けます(さけます)が、「のりこえねっと」と聞いて(きいて)最初(さいしょ)抱いた(いだいた)違和感(いわかん)について述べて(のべて)おきたいと思います(おもいます)

 「ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)レイシズム(れいしずむ)乗り越える(のりこえる)」というとき、その乗り越える(のりこえる)主体(しゅたい)ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)レイシズム(れいしずむ)生きて(いきて)いくうえで障壁(しょうへき)として自ら(みずから)(まえ)立ちはだかる(たちはだかる)(がわ)存在(そんざい)、つまりその標的(ひょうてき)となる(もの)たちではないのかということです。「差別(さべつ)負けて(まけて)たまるか」と()食いしばれる(くいしばれる)のは差別(さべつ)をされる(がわ)だけです。傍観者(ぼうかんしゃ)にならないという決意(けつい)素晴らしい(すばらしい)思います(おもいます)が、このひとたちは(なに)傷つけられた(きずつけられた)ことをもってそれに負けない(まけない)語って(かたって)いるのか正直(しょうじき)なところよく分かりません(わかりません)でした。(つぎ)一節(いっせつ)読む(よむ)までは…

 

 本質(ほんしつ)立ち返って(たちかえって)考えたい(かんがえたい)ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)傷つける(きずつける)ものとは(なに)なのか、ということを。それは、在日(ざいにち)韓国(かんこく)朝鮮人(ちょうせんじん)だけではない。社会的(しゃかいてき)少数派(しょうすうは)だけでもない。ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)は、良心(りょうしん)持つ(もつ)あらゆる人々(ひとびと)傷つける(きずつける)のだ。国籍(こくせき)も、民族(みんぞく)も、性別(せいべつ)も、出自(しゅつじ)関係(かんけい)なく、すべての人間(にんげん)には普遍的(ふへんてき)尊厳(そんげん)人権(じんけん)があると考える(かんがえる)人々(ひとびと)信念(しんねん)、そして、なによりも平和(へいわ)生きよう(いきよう)とする人々(ひとびと)精神(せいしん)対して(たいして)言葉(ことば)物理的(ぶつりてき)暴力(ぼうりょく)憎悪(ぞうお)投げつけ(なげつけ)侮辱(ぶじょく)し、(きず)負わせる(おわせる)

http://norikoenet.org/declaration.html

 

 自分(じぶん)たちの良心(りょうしん)が、信念(しんねん)傷つけられた(きずつけられた)ということのようです。差別(さべつ)するつもりのない、仲良く(なかよく)生きて(いきて)きた(つもりの)自分(じぶん)たちが差別者(さべつしゃ)といっしょくたにされたように感じた(かんじた)のでしょうか(・・・)やっぱりよく分かりません(わかりません)でした((わらい))。厳しい(きびしい)言い方(いいかた)になってしまうこと承知(しょうち)(うえ)ですが、「朝鮮人(ちょうせんじん)皆殺し(みなごろし)にしろ」と街頭(がいとう)叫ばれて(さけばれて)いるときに、(おのれ)信念(しんねん)良心(りょうしん)傷つけられて(きずつけられて)いると臆面(おくめん)なく言え(いえて)しまうのは随分(ずいぶん)勝手(かって)だなと感じます(かんじます)。さらに付け加える(つけくわえる)ならば、国籍(こくせき)や、民族(みんぞく)性別(せいべつ)出自(しゅつじ)関係(かんけい)して尊厳(そんげん)人権(じんけん)において(びょうどう)ない社会(しゃかい)現実(げんじつ)にはこれらによる差別(さべつ)がおきつづけている社会(しゃかい)生きて(いきて)いるときに、その良心(りょうしん)信念(しんねん)もとっくに傷だらけ(きずだらけ)のはずだと思う(おもう)のですが、どうなのでしょうか(もちろんそれでも良心(りょうしん)信念(しんねん)というのは大事(だいじ)にすべきですが)。

 

2.どのように公民権(こうみんけん)運動(うんどう)なのかわからない・・・

 そうはいっても、やはり活動(かつどう)内容(ないよう)見て(みて)みないことには早合点(はやがてん)し過ぎ(しすぎ)かもしれないですね。活動(かつどう)内容(ないよう)は<「日本(にほん)公民権(こうみんけん)運動(うんどう)共生(きょうせい)社会(しゃかい)目指して(めざして)>と題して(だいして)ヘイトデモ(へいとでも)対策(たいさく)」、「ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)対策(たいさく)」、「エンパワーメント(えんぱわーめんと)」、「広報(こうほう)告知(こくち)」があげられています。このうちエンパワーメント(えんぱわーめんと)については全国(ぜんこく)学習会(がくしゅうかい)ホームステイ(ほーむすてい)交流(こうりゅう)()設定(せってい)や、マイノリティカウンセラー(まいのりてぃかうんせらー)リーダー(りーだー)育成(いくせい)など、らしいです(http://norikoenet.org/outline.html

 ここで(すで)に「公民権(こうみんけん)運動(うんどう)」の意味(いみ)(なに)なのかわからなくなり戸惑って(とまどって)しまいました。ここで書かれて(かかれて)活動(かつどう)のいったい(なん)が、どんな公民権(こうみんけん)獲得(かくとく)をどうやって目指して(めざして)なされるのか(・・・)We shall overcome!にしろアメリカ(あめりか)公民権(こうみんけん)運動(うんどう)倣って(ならって)いることを印象付けさせたい(いんしょうづけさせたい)のだと思います(おもいます)が、ではアメリカ(あめりか)公民権(こうみんけん)運動(うんどう)具体的(ぐたいてき)にどんな部分(ぶぶん)倣いたい(ならいたい)のか?たとえば(なに)かひとつでも国籍(こくせき)条項(じょうこう)をなくすために闘う(たたかう)のでしょうか?近年(きんねん)減って(へって)きているとはいえ(いま)でも地方(ちほう)自治体(じちたい)採用(さいよう)についても日本(にほん)国籍(こくせき)要件(ようけん)にするところもあります。国民(こくみん)年金(ねんきん)ではかつて国籍(こくせき)条項(じょうこう)のために加入(かにゅう)できなかった高齢者(こうれいしゃ)障害者(しょうがいしゃ)対して(たいして)国籍(こくせき)条項(じょうこう)撤廃(てっぱい)以降(いこう)救済(きゅうさい)措置(そち)がとられなかったために無年金(むねんきん)状態(じょうたい)置かれて(おかれて)いるひとたちがいます。朝鮮(ちょうせん)学校(がっこう)への高校(こうこう)無償化(むしょうか)除外(じょがい)補助(ほじょ)(きん)不支給(ふしきゅう)問題(もんだい)はどうでしょう?公民権(こうみんけん)運動(うんどう)というからにはもっと(なに)示さなければ(しめさなければ)聞こえ(きこえ)のよい言葉(ことば)だけ借りて(かりて)きたのではないかと思わざる(おもわざる)得ません(えません)

 

3.むしろ「のりこえる」障壁(しょうへき)高く(たかく)した共同(きょうどう)代表(だいひょう)

 ここまでを通して(とおして)一応(いちおう)(わたし)理解(りかい)できたのは、のりこえねっとは各地(かくち)拡大(かくだい)するヘイトスピーチ(へいとすぴーち)対峙(たいじ)し、対決(たいけつ)していくつもりであるという部分(ぶぶん)のみであり、レイシズム(れいしずむ)そのものを「乗り越える(のりこえる)」だとか、「公民権(こうみんけん)運動(うんどう)」と称して(しょうして)いる活動(かつどう)内容(ないよう)にしてもレイシズム(れいしずむ)(いち)表現(ひょうげん)形態(けいたい)過ぎない(すぎない)ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)ヘイトデモ(へいとでも)への対応(たいおう)留まる(とまる)ものであり、いわば誇大(こだい)広告(こうこく)だと思います(おもいます)。こういう現象(げんしょう)昨年(さくねん)始まった(はじまった)「しばき(たい)」「プラカ隊(ぷらかたい)」といった(もの)たちの(あいだ)でもみられた問題(もんだい)であると思います(おもいます)ヘイトスピ(へいとすぴ)()()特化(とっか)して対峙(たいじ)することをもってレイシズム(れいしずむ)にも対峙(たいじ)しているかのようなポーズ(ぽーず)をとるのは構造的(こうぞうてき)差別(さべつ)というより大きな(おおきな)問題(もんだい)隠蔽(いんぺい)不可視化(ふかしか)につながるものとして容認(ようにん)することはできないのでこういった看板(かんばん)取り下げて(とりさげて)欲しい(ほしい)心から(こころから)思います(おもいます)

 しかし、それでも今後(こんご)可能性(かのうせい)まで否定(ひてい)することもないので、期待(きたい)込める(こめる)ことがまだできそうならば関係(かんけい)築き方(きずきかた)模索(もさく)したいところではありますが、ここで致命的(ちめいてき)だと思われる(おもわれる)事実(じじつ)があります。

 以下(いか)はのりこえねっとの共同(きょうどう)代表(だいひょう)21名(21めい)です。

 

石井(いしい)ポンペ(ぽんぺ)上野(うえの)千鶴子(ちづこ)宇都宮(うつのみや)健児(けんじ)雁屋(かりや)(てつ)北原(きたはら)みのり、河野(こうの)善行(よしゆき)()(たか)(まこと)辛淑(しんす)()鈴木(すずき)邦男(くにお)高里(たかさと)鈴代(すずよ)田中(たなか)(ひろし)(たなか)優子(ゆうこ)知花(ちばな)昌一(しょういち)中沢(なかざわ)けい、西田(にしだ)一美(かずみ)前田(まえだ)(あきら)松岡(まつおか)(とおる)村山(むらやま)富市(とみいち)リリアン(りりあん)テルミ(てるみ)ハタノ(はたの)(わか)(もり)()(ろう)和田(わだ)春樹(はるき)

 

 この面々(めんめん)(なか)には(わたし)知って(しって)いるだけでもレイシズム(れいしずむ)乗り越えよう(のりこえよう)とひとに言う(いう)(まえ)に、レイシズム(れいしずむ)対抗(たいこう)するためにもまずもって(おのれ)行い(おこない)についてなすべきことがあるだろうと言わざるを得ない(いわざるをえない)(もの)たちが見受けられます(みうけられます)

 たとえば村山(むらやま)富市(とみいち)について言及(げんきゅう)すれば、日本軍性(にほんぐんせい)奴隷(どれい)問題(もんだい)解決(かいけつ)向けて(むけて)活動(かつどう)する韓国(かんこく)挺身隊(ていしんたい)問題(もんだい)対策協(たいさくきょう)議会(ぎかい)挺対協(ていたいきょう))が村山(むらやま)訪韓(ほうかん)(さい)指摘(してき)したように村山(むらやま)は「戦後(せんご)処理(しょり)対する(たいする)法的(ほうてき)補償(ほしょう)原則(げんそく)引っ込めて(ひっこめて)既存(きそん)自民党(じみんとう)政権(せいけん)政策(せいさく)踏襲(とうしゅう)し、個人(こじん)補償(ほしょう)はできないという方針(ほうしん)明らか(あきらか)にし、道義的(どうぎてき)責任(せきにん)として()女性(じょせい)のためのアジア(あじあ)平和(へいわ)国民(こくみん)基金(ききん)()発足(ほっそく)させるに至った(いたった)人物(じんぶつ)です。さらに日本(にほん)による植民地(しょくみんち)支配(しはい)侵略(しんりゃく)戦争(せんそう)()認め(みとめ)謝罪(しゃざい)した村山談話(むらやまだんわ)についても「厳密(げんみつ)言えば(いえば)国家(こっか)行った(おこなった)過去(かこ)反省(はんせい)謝罪(しゃざい)は、(むら)山元(やまもと)総理(そうり)によってはっきり行われた(おこなわれた)ことはなく、村山(むらやま)談話(だんわ)歴史(れきし)認識(にんしき)少なく(すくなく)ともそれが国民(こくみん)基金(ききん)という誤った(あやまった)(みち)進む(すすむ)礎石(そせき)になった限り(かぎり)私たち(わたしたち)がこの時点(じてん)新しく(あたらしく)確認(かくにん)すべき正しい(ただしい)歴史(れきし)認識(にんしき)枠組み(わくぐみ)でも決して(けっして)ない」とその問題(もんだい)挺対協(ていたいきょう)指摘(してき)しています。

http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2014/1392224263328Staff

 設立(せつりつ)宣言(せんげん)戻ります(もどります)。「在日(ざいにち)韓国(かんこく)朝鮮人(ちょうせんじん)標的(ひょうてき)とするヘイトスピーチ(へいとすぴーち)が、各地(かくち)凄まじい(すさまじい)勢い(いきおい)拡大(かくだい)している」の文意(ぶんい)損なわず(そこなわず)語順(ごじゅん)変えて(かえて)みれば<各地(かくち)凄まじい(すさまじい)勢い(いきおい)拡大(かくだい)している/ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)が、/在日(ざいにち)韓国(かんこく)朝鮮人(ちょうせんじん)標的(ひょうてき)とする>となるでしょう。なぜ朝鮮人(ちょうせんじん)標的(ひょうてき)となるのでしょうか?いま、ここで、問題(もんだい)にされているヘイトスピーチ(へいとすぴーち)日本(にほん)レイシズム(れいしずむ)のひとつの表現(ひょうげん)形態(けいたい)でしかありません。そしてその日本(にほん)レイシズム(れいしずむ)とは日本(にほん)帝国(ていこく)主義(しゅぎ)植民地(しょくみんち)主義(しゅぎ)継続(けいぞく)していることに(ほか)なりません。ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)をどのように定義(ていぎ)つけるかについて(わたし)関心(かんしん)がありません。根っこ(ねっこ)がそのままであれば、そこから生えて(はえて)きたものを(なん)名付け(なづけ)呼ぼう(よぼう)朝鮮人(ちょうせんじん)標的(ひょうてき)として襲う(おそう)ことは変わらず(かわらず)続く(つづく)ということは疑いよう(うたがいよう)がないからです。

 その意味(いみ)において村山(むらやま)朝鮮人(ちょうせんじん)標的(ひょうてき)とす暴力(ぼうりょく)生み出す(うみだす)システム(しすてむ)を「のりこえる」ことをむしろ遅らせる(おくらせる)ことに図らず(はからず)貢献(こうけん)してきてしまったはずであるとしかいいようがないのではないでしょうか。

 

4.侵略(しんりゃく)美化(びか)するものにも我慢(がまん)しろという強制(きょうせい)社会(しゃかい)ですか?

 一応(いちおう)、その村山(むらやま)対して(たいして)相容れない(あいいれない)共同(きょうどう)代表(だいひょう)がいることも事実(じじつ)です(それはそれでどう機能(きのう)するのか不思議(ふしぎ)ではありますが)。鈴木(すずき)邦男(くにお)がその(ひと)です。ただし、方向(ほうこう)()(ぎゃく)です自ら(みずから)顧問(こもん)をつとめる(いっ)水会(すいかい)は、これまで日本(にほん)総理(そうり)大臣(だいじん)および外国(がいこく)からの要人(ようじん)対して(たいして)侵略(しんりゃく)戦争(せんそう)肯定(こうてい)美化(びか)する靖国(やすくに)神社(じんじゃ)への参拝(さんぱい)求めたり(もとめたり)するなど生粋(きっすい)右翼(うよく)団体(だんたい)ですが(http://www.issuikai.jp/katudou_file/katudou20090805_yasukuni.html や http://www.issuikai.jp/katudou_file/katudou20090427_russia.html

)、田母(たも)(がみ)(とし)()自衛隊(じえいたい)空幕(くうぼ)(ちょう)解任(かいにん)される原因(げんいん)となった「日本(にほん)侵略(しんりゃく)国家(こっか)であったのか」と題される(だいされる)論文(ろんぶん)について「わが国(わがくに)(きん)現代史(げんだいし)における対外(たいがい)戦争(せんそう)を「自虐(じぎゃく)史観(しかん)」から取り戻す(とりもどす)べく、歴史(れきし)解釈(かいしゃく)修正(しゅうせい)提起(ていき)する内容(ないよう)論文(ろんぶん)」と位置づけた(いちづけた)(うえ)以下(いか)のような所感(しょかん)述べて(のべて)います。

 

 田母(たも)神前(がみぜん)空幕(くうぼ)長の(ちょうの)問題(もんだい)提起(ていき)意図(いと)するところは、まさに自衛隊(じえいたい)建軍(けんぐん)本義(ほんぎ)基づいた(もとづいた)国軍(こくぐん)蘇生(そせい)させるための主張(しゅちょう)であったと我々(われわれ)認識(にんしき)する。もちろん「航空(こうくう)自衛隊(じえいたい)トップ(とっぷ)である人物(じんぶつ)(くに)見解(けんかい)異なる(ことなる)意見(いけん)述べる(のべる)のは立場上(たちばじょう)不適切(ふてきせつ)である」という文民(ぶんみん)統制(とうせい)論理(ろんり)には頷ける(うなずける)ものの、その根拠(こんきょ)となった政府(せいふ)見解(けんかい)村山(むらやま)談話(だんわ)こそ「自社(じしゃ)さきがけ政権(せいけん)」の党利(とうり)党略(とうりゃく)によって国益(こくえき)国家(こっか)百年(ひゃくねん)大計(たいけい)否定(ひてい)し、当時(とうじ)下野(げや)していた自民党(じみんとう)政権(せいけん)奪回(だっかい)果たす(はたす)ために社会党(しゃかいとう)売国(ばいこく)取引(とりひき)をした事実(じじつ)(ほか)ならないのだ。

http://www.issuikai.jp/katudou_file/katudou20081123.html

 

 素朴(そぼく)疑問(ぎもん)ですが田母(たも)(がみ)在特会(ざいとくかい)違い(ちがい)って(なに)ですか?「日本(にほん)侵略(しんりゃく)国家(こっか)であったのか」と疑義(ぎぎ)呈し(ていし)侵略(しんりゃく)美化(びか)する言説(げんせつ)ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)でなかったら(なに)ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)でしょうか?(わたし)ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)定義(ていぎ)関心(かんしん)がないといいましたが、鈴木(すずき)邦男(くにお)はどうなのでしょうか?(なに)反対(はんたい)しているのでしょうか?やはり、言い方(いいかた)さえ丁寧(ていねい)にすればなんでもありなんでしょうか?(べつ)田母(たも)(がみ)(れい)持ち出さず(もちださず)とも、総理(そうり)大臣(だいじん)外国(がいこく)からの要人(ようじん)靖国(やすくに)参拝(さんぱい)求める(もとめる)団体(だんたい)顧問(こもん)から「共生(きょうせい)社会(しゃかい)」を目指して(めざして)いると言われて(いわれて)も、笑える(わらえる)どころではなくて(わたし)逃げ出したく(にげだしたく)なります。

 

おわりに~1年前(1ねんまえ)、あれはどんな入口(いりぐち)だったのか

 正直(しょうじき)なところ、いわゆる左翼的(さよくてき)言説(げんせつ)(いっ)水会(すいかい)主張(しゅちょう)表面(ひょうめんてき)には一致(いっち)することもが多い(おおい)です。反米(はんべい)反TPP(はんTPP)反秘密(はんひみつ)保護法(ほごほう)反原発(はんげんぱつ)、そしてヘイトスピーチ(はんへいとすぴーち)(・・・)これこそ「(しん)愛国(あいこく)」!左派(さは)とか右派(うは)とか関係(かんけい)なくシングルイシュー(しんぐるいしゅー)()をつなごうということも起きる(おきる)のかもしれませんね。そこで()(つぎ)(さん)(つぎ)にされてしまうことは(なに)でしょうか?(わたし)(にっ)(てい)植民地(しょくみんち)支配(しはい)責任(せきにん)侵略(しんりゃく)戦争(せんそう)対する(たいする)戦後(せんご)補償(ほしょう)責任(せきにん)求め闘う(もとめたたかう)ための歴史(れきし)認識(にんしき)だと思い(おもい)ます。 

 

 「レイシズム(れいしずむ)」、「ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)」という言葉(ことば)流行語(りゅうこうご)になっていくのとセット(せっと)植民地(しょくみんち)支配(しはい)侵略(しんりゃく)戦争(せんそう)直截(ちょくせつ)問う(とう)言葉(ことば)()こえなくさせられていないでしょうか?言いづらく(いいづらく)なっていないでしょうか?

 

 昨年(さくねん)2013年(2013ねん)3月(3がつ)17日(17にち)排外(はいがい)デモ(でも)対して(たいして)日の丸(ひのまる)バツ印(ばつじるし)をつけてカウンター(かうんたー)参加(さんか)した(もの)たちが「しばき(たい)」の(もの)から罵倒(ばとう)されたということがありました。

https://twitter.com/oscarexpress/status/313451434941247488

 あのときも、この問題(もんだい)についてはtwitterといったネット上(ねっとじょう)様々(さまざま)意見(いけん)交わされました(かわされました)。その(なか)には、運動(うんどう)入口論(いりぐちろん)として日の丸(ひのまる)バツ印(ばつじるし)をつけて掲げる(かかげる)のには慎重(しんちょう)であったほうがいいという意見(いけん)もありました。この運動(うんどう)入口論(いりぐちろん)というのは(よう)は、<日の丸(ひのまる)日本(にほん)社会(しゃかい)一般(いっぱん)受け容れられて(うけいれられて)いる以上(いじょう)バツ(ばつ)をつけるのは過激(かげき)見える(みえる)からこれから運動(うんどう)参加(さんか)しようとするひとが参加(さんか)しにくくなる。日の丸(ひのまる)抑圧性(よくあつせい)、その歴史(れきし)についての認識(にんしき)深める(ふかめる)のは(あと)でやればいい>ということです。

 いま一年(いちねん)たって、(わたし)は<あの入口(いりぐち)から始まって(はじまって)そのさきの出口(でぐち)として「ヘイトスピーチ(へいとすぴーち)レイシズム(れいしずむ)乗り越える(のりこえる)国際(こくさい)ネットワーク(ねっとわーく)」の共同(きょうどう)代表(だいひょう)である鈴木(すずき)邦男(くにお)()眺めて(ながめて)いる気持ち(きもち)です。そしてそれはまたひとつの絶望(ぜつぼう)への入口(いりぐち)でもあるようです。

 私たち(わたしたち)事実(じじつ)としてはずっと(とも)生きて(いきて)います。そしてそれはマイノリティ(まいのりてぃ)(がわ)絶えざ(たえざる)耐えざる(たえざる)我慢(がまん)美しく(うつくしく)寛容(かんよう)」と言い換えましょう(いいかえましょう)か?)を強いながら(しいながら)です。(それなのにいったいどうしてエンパワーメント(えんぱわーめんと)としてホームステイ(ほーむすてい)という発想(はっそう)出て(でて)くるのでしょうか?)

 

 しかし、ときにそうやって生き抜く(いきぬく)こと限界(げんかい)もあります。

 だから、生き抜かん(いきぬかん)と「負けて(まけて)たまるか」、「のりこえてやる」とその(くち)からしぼり出したり(しぼりだしたり)(むね)秘めたり(ひめたり)もするんです。

 

 あのね、あなたはね、のりこえられるほうなの。

 

p.s.(いっ)水会(すいかい)については会員(かいいん)(かい)公式(こうしき)ブログ(ぶろぐ)にて「原発(げんぱつ)技術(ぎじゅつ)なんか朝鮮人(ちょうせんじん)にくれてやれ。穢れた(けがれた)技術(ぎじゅつ)は、穢れた(けがれた)民族(みんぞく)にこそ相応しい(ふさわしい)のだから 」という民族(みんぞく)差別(さべつ)発言(はつげん)をなしたことについて(かい)公式(こうしき)見解(けんかい)ではないという逃げ方(にげかた)をするのではなく、当該(とうがい)会員(かいいん)対して(たいして)どのような対応(たいおう)をしたのか説明(せつめい)をするべきことを付言(ふげん)しておきます。鈴木(すずき)邦男(くにお)twitter謝罪(しゃざい)すればすむという(はなし)ではありません。

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201207311211052

 

コトコト(ことこと)じっくり煮込んだ(にこんだ)(にっ)(てい)(レのはちぶおんぷ)